皆さん、アナログゲーム祭典「ゲームマーケット2022秋」が近づいてきましたね!
我々、かりかりうめは今回、新作ゲームを用意して参加いたします!
それでは、かりかりうめによる新たな世界『モノローグ・ダイアログ』の一部をご紹介しましょう!
空想の旅路にしばしお付き合いください。
願わくば、そこからなにかを持ち帰ることができますように。
ジャンル:1人用&2人用RPGオムニバス/メランコリック・ファンタジー
プレイ時間:不定
プレイ人数:1〜2人
頒布価格:1500円
ゲームマーケット2022秋 10月30日(日)ク 09「かりかりうめ」にて頒布予定
※本作には1人用のゲームと、2人用のゲームが計4作収録されています。
かりかりうめの新作『モノローグ・ダイアログ』は1人用ソロジャーナリングRPGと2人用対話型RPGをそれぞれ2本ずつ収録した計4作のロールプレイング・ゲームのオムニバスです。
ダイスやカードなどのランダマイザを用いながら想像力を働かせ、あなたのキャラクターの物語を綴る1人用のゲームです。
いわゆるGMは必要なく、参加者2人のキャラクター同士のやり取りを通じて、ひとつの短い物語を織りなしていくゲームです。
今作『モノローグ・ダイアログ』に収録された4作の世界は、それぞれ趣を異にするファンタジー世界ですが、どれもどこか物憂げで物寂しいような、メランコリーの雰囲気を持っています。
『モノローグ・ダイアログ』に収録された4作の世界をそれぞれご紹介しましょう。
大地の底に閉ざされた「カタコンベ系」を彷徨う
形式:1人用(ソロ・ジャーナリング)RPG
●概要
『スフィンクスのカタコンベ』では、プレイヤーはどこまでも続くかに思われる暗闇の広間と回廊「カタコンベ系」を探索する人物となります。
カタコンベ系であなたは、いくつもの広間と様々な「贈りもの」──彫像、小さな魚や鳥、道具やガラクタ──と出会うでしょう。
どんな広間を訪れ、どんな贈りものと出会うかは、サイコロを振って得られた暗示を元に、プレイヤーが想像力を働かせて描写していきます。
また、プレイヤーには「ここはどこなのか?」「あなたは誰なのか?」といった答えるべき6つの質問が用意されています。カタコンベ系での探索を通じて「意味」を見いだすことが、このゲームの目的なのです。
花の名前を持つ2人の少女は“手折られる”ことを望み、ゲームに興じる。
形式:2人用(対話型)RPG
●概要
『手折られる花たちの会』は2人のプレイヤーがお互いのキャラクターについて語り、演出し、対話することによって紡がれる短いストーリーを遊ぶゲームです。
2人のプレイヤーはある美しい孤島で共同生活を送る”花の名前を持つ”少女たちの一員となります。
孤島には、静かで豊かな暮らしに倦んだ一部の少女たちの秘密の集まり「手折られる花たちの会」があります。
プレイヤーたちはこの会で行われる遊戯──トランプのジョーカーを受け取った少女が、ハートのAを受け取った少女を”手折る”というゲーム──に参加することになります。
2人のプレイヤーはそれぞれ”手折る”ものと”手折れらる”ものとなり、お互いのことを問いかけ、返答をしながら語り合います。
秘密の遊戯の果てに、2人はどんな結末を迎えるのでしょうか?
魔法使いの弟子は、一年をかけて師に学ぶ。旅立ちは近い。
形式:2人用(対話型)RPG
●概要
『4つの季節と4つの魔法』は、2人のプレイヤーがそれぞれ魔法使いとその弟子となって、1年間、4つの季節の修行を通した交流と旅立ちを描くゲームです。
赤い彗星が現れ、乱世の到来が予見される世界。深い森の奥で魔法使いは弟子に魔法を教え、弟子はその魔法によってなにができるかを考えています。
魔法使いは何者で、弟子はなぜ魔法を教わるのか。やがて旅立っていく世界とはどんな場所なのか、そして「魔法」とはどのようなものなのか。その内容はプレイヤーの想像力に委ねられ、キャラクター同士の対話によって描写されるものなのです。
魔法使いと弟子の対話を通してキャラクターと世界を描き出すことこそがこのゲームの目的なのです。
〈請願者〉は〈魔王〉にまみえんがために森を行く。その過去と願いとは。
形式:1人用(ソロ・ジャーナリング)RPG
●概要
『短い夜の話』では、プレイヤーは「あなた」もしくは〈請願者〉と呼ばれる人物となって、夏至の夜に禁域の森を進むことになります。
この森は魔物たちとそれらを統べる全知の獣たる〈魔王〉の住処です。
この〈請願者〉は、喪ったものを取り戻すため、あるいは復讐のため、もしくは他の願いのために、〈魔王〉の力を借り受けようとしている──そんな人物です。
あなたはなぜ〈魔王〉の力を求めるのか、あなたがどんな人物で、過去にどんな経験をしてきたのか、〈魔王〉とは何者で、何を捧げ、何を願うのか……その答えは全てタロットカードの暗示から導き出していくものなのです。
今回ご紹介した4つの作品はそれぞれに、儚い幻想の世界へとあなたを導いてくれることでしょう。
よろしければ少しの間だけ現実を離れて、空想の世界に迷い込んでみませんか?
ただし、そこでなにが見つかるとも、私たちは言うことができません。見つけるのはあなたなのですから。