灰色城綺譚紹介記事 その1 その2 その3(当記事) 暫定サポートページ
頒布情報
今回の記事では、『灰色城綺譚』の本文収録内容について紹介していきます。……の前に、改めて頒布情報についてお伝えしますね。
表紙イラスト:山田2ハル
判型:A5判
総ページ数:162ページ(本文158ページ)
日時:C96 1日目(8月9日・金曜日)
ブース: 南4 ハ-26b 「かりかりうめ」
イベント頒布価格:1500円
というわけで、イベントでの頒布価格が1500円に決定しました。カバーありで装丁がちょっと豪華な感じです。当日は周辺に同人TRPGがひしめいているので、資金繰りは大変でしょうがなにとぞよろしくお願いします。祭りなので。これは祭りなのでね!
後ほど各種ショップへの委託・通販も予定しておりますが、多少間が空くと思われますので、この機会にぜひゲットしていただければと思います。
灰色城案内
ここからは、『灰色城綺譚』の本文収録内容について。といっても、比較的オーソドックスな内容なので、目新しいとは言えないかもしれません。まず、「はじめに」があり、お次は「ワールドガイド」……と続きます。
第1章:ワールドガイド
ワールドガイドでは、『灰色城綺譚』の世界について記述されています。本作の世界は我々の生きる現実の世界とは必ずしも地続きではないファンタジーの世界です。この世界にはまだ産業革命は訪れておらず、世界の謎は神秘の側に委ねられています。ドラゴンや巨人を打ち倒す英雄の時代は過ぎ去り、魔法もやがて消え去りゆく運命にありますが、まだその時ではありません。世界には魔法が、とりわけ呪いが残っており、人里離れた灰色の城で息を殺して“えじき”がやってくるのを待っているのです。
第2章:リプレイ 『帰らじの乙女』
リプレイが一篇収録されています。なにぶん、少しばかり独特なゲームなので、実際のセッションを進めるうえでの参考にしていただけるかと思います。読み物としても楽しいリプレイになったので、ぜひご照覧ください。
舞台となるのは花嫁学校。ある夜、1人の女生徒が姿をくらまし、残された友人である3人のPCは彼女の残した影の上で踊り、やがてそれぞれの選択をします。その選択が導いた結末は悲劇か、それともハッピーエンドだったのか……もしかしたら、見る人によっても変わるかもしれません。
第3章:ルール&プレイガイド
本書の「核」となるのがこのルール&プレイガイドです。『灰色城綺譚』を遊ぶためのルール、システム、そして遊ぶうえでの指針やコツが記載されています。プレイヤーがいかにして自らのキャラクターをしてまっとうし、物語を創っていくのか、GMはプレイヤーをどうやって導いて物語の舞台で遊ばせるのか、そういったことです。一部は「紹介その2」で紹介しましたし、Twitterで見せたところ反響があった「GMにやってほしい5つのこと」もこの章です。
第4章:シナリオ
『灰色城綺譚』を遊ぶためのシナリオを4篇収録しました。
「帰らじの乙女」……花嫁学校である夜、1人の女学生が姿をくらます。残された友人たちは、彼女の影の上で踊る。(リプレイと同一シナリオ)
「獣は踊る」……領地を跳梁する“獣”。“獣”を仕留めた時、その姿は領主の亡骸に変わった。彼は伝説に聞く人狼だったというのだろうか?
「黒樹の城」……城に閉じこめられた2人の子ども。囁かれた領主。新しく来た使用人。願いを叶えるという黒樹。
本作はGM1人+プレイヤー2~3人で遊ぶゲームなので、1回ずつGMを持ち回りで回していけるという寸法です。シナリオ自作も比較的容易なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
お楽しみに!
夏コミ一日目は8月9日(金)。なんともう今週末です! 駆け足気味ではありましたが、『灰色城綺譚』に少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。当日いらっしゃる方は、ぜひブースまで足を運んでください。試し読みだけでも結構です。
紹介記事は今回で最後のつもりですが、他にも知りたいことがありましたら、お気軽にサークルのTwitterアカウントや記事にコメントをつけてくだされば返答できると思います。反応はなんでもいただけると嬉しいです。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。『灰色城綺譚』をお楽しみに!