灰色城綺譚紹介記事 その1(当記事) その2 その3 暫定サポートページ
『灰色城綺譚』完成!
梅雨も明けて夏らしい雰囲気も近づきはじめた近頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 夏と言えばあれです。コミックマーケットの季節ですね! サークル「かりかりうめ」は来たるコミックマーケット96に参加します!
参加情報
日時:C96 1日目(8月9日・金曜日)
ブース: 南4 ハ-26b 「かりかりうめ」
C96では、去年のゲームマーケット秋からプレビュー版を頒布させていただいておりました新作オリジナルTRPG、『灰色城綺譚』の完成版を発表できる運びとなりました。今回から数回に分けて、『灰色城綺譚』がどういったTRPGなのかをお伝えする記事を書いていこうと思います。
“ゴシック”の物語
『灰色城綺譚』のテーマは「“ゴシック”の物語」です。スティーヴン・キングの『シャイニング』、シャーリィ・ジャクスンの『丘の屋敷』、さらにはエドガー・アラン・ポーの『アッシャー家の崩壊』などが主なモチーフとなります。
どれも曰くありげな城館を舞台にしていて、登場人物は不可解な出来事に晒されるうちにいつしか破滅へと導かれていく、そんな物語です。
『灰色城綺譚』のゲームの舞台となるのは呪われた城。そのような城は世界各地に点在していて、悲劇と頽廃の雰囲気から近隣の住民の間で囁かれる暗い噂話とともにこう綽名されているのです――『灰色城』、と。
プレイヤーたちは灰色城に集う物語の登場人物となり、この世ならざる存在の影や、自分自身を惑わせる悪しき「囁き」に脅かされながら、選択と決断を迫られることになります。しかしながら、このゲームで紡がれる物語は、悲劇と破滅の様相を帯びています。誰もが幸せなハッピーエンドは訪れないかもしれないし、悲劇の結末に至る引き金を引くのは、もしかしたらあなた自身かもしれません。
灰色城からの招待状
上の説明を受けて、「あんまり私向けじゃなさそうだな」と思った方もいらっしゃると思いますが、その通り、『灰色城綺譚』が万人受けするゲームであるとは作った私自身も考えてはおりません。
じゃあどんな人向けなんだよ、と思う人のために本文から『はじめに』にあたる部分を抜粋してきましたので……こんな感じです。
紹介記事の初手からユーザーを振るい落としにかかってどうするつもりなのでしょうね? だけど、興味を持ってくれた方もいらっしゃるものと思います。誰かが「これは私のためのゲームだ」と思ってくださるとしたら作者としては本望です。
次回はシステムまわりについても触れていければと考えています。他にも気になることがあれば、サークルのTwitterアカウントやこの記事にコメントをつけてくださると助かります。それではまた近いうちに。