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【新作情報】ダンジョンズ&ドラゴンズ第5版背景集『為されるべき六つの勲』

為されるべき六つの勲_表紙

本文:ぱらでぃん、てす
イラスト:amdes

概要

 『ダンジョンズ&ドラゴンズ第5版』に対応したPCの背景と、PCが挑むべき宿敵のデータ各6つを収録したサプリメントです(B5版、本文28ページ)。
 本書に収録されているのはプレイヤーズ・ハンドブックに掲載されているような汎用的な背景というよりは、キャンペーンを方向づけるような「強い」設定を持った背景です。それぞれの背景は冒険の物語と宿敵の存在によって彩られ、プレイヤーが自らのキャラクターを語るときに、あるいはダンジョン・マスターが世界を組み上げる際に霊感〈インスピレーション〉を与える助けとなるでしょう。
 また、美麗なイラストも多数収められているため、ファンタジー世界のイラスト集としても見ごたえのある一冊となっています。

サンプル

尊厳を売った者
尊厳を売った者
君は人として大切なものをある商人に売り払った。いや、彼は本当に商人だったのか、そもそもヒトであったのかすら怪しい。彼は言った「私に“それ”を売って下されば、あなたに一生かけても使い尽くせない黄金を与えましょう」と。
金が必要だったのか、興味本位か。君はその取引に乗り、“それ”を失った。そして君は確かに“一生かけても使い尽くせない黄金”を手に入れた。しかし、この空虚は何だろうか? 得た富は満足に使えず、“それ”を持たない君はひとつ処に留まると人々から浮いてしまうようになった。
いつしか君は放浪者となり、あの商人を探している。売り払った尊厳、“それ”を取り戻すために。

イェルズ・マリリウス
ドラウの暗殺者
この暗殺者は、“太陽を求めし者”を追う刺客である。彼の目的はPCの設定にあわせて適宜調整するとよい。
かつての主がお気に入りの奴隷を取り戻したがっているのか? それとも、家名の恥をすすごうという試みなのだろうか? あるいはPCはなにか重要な秘密を――自覚的にせよ無自覚にせよ――握っているのかもしれない。
イェルズは冷酷な殺し屋で、請け負った仕事は必ずやり遂げる。その手腕と執念を自ら誇りにしているのだ。