今年も夏コミの季節がやってきたようですね。かりかりうめも参加します! よろしく!
◆コミックマーケット92(C92)
一日目(11日・金曜日)東ホ-44
『かりかりうめ』
→webカタログページ
◆新刊 インセインシナリオ集『辻の屋敷』
著者/シナリオ作成:てす、ヨハン=イブラヒム イラスト:eSe
頒布価格:800円
新刊はインセインのシナリオ集。いずれもどこかの「館」を舞台にしています。みんな大好き館モノ。
それぞれのシナリオのトレイラーはこんな風になります……。
辻の屋敷(暗黒のヴィクトリア/3人3サイクル/協力型)
「デイリー・グラフ」紙より抜粋――
辻の屋敷の凶事 地主夫妻急死せる
セントジョンズロック村の地主・ワイアット夫妻が「辻の屋敷」として知られる自宅にて亡くなった。食中毒による急死とみられる。
夫妻は夕食後から気分が優れず昨晩は早く休んだが、普段の朝食の時間を過ぎても起きだしてこないことを不審に思い家政婦が寝室へ様子を見に行ったところ、両名はすでに死亡していたという。
医師の診断によると、遺体には強い食中毒の痕跡が見られたとのことである。警察では前日夕食の調理を行った家政婦から事情を聞いている。
夫妻には未成年の二人の娘がおり夕食にも同席していたが、幸いにも、今のところどちらにも中毒の症状は出ていない。近隣に他の親戚はおらず、葬儀は同村の教会にて執り行われる予定。
ファンタズマの影(狂騒の二〇年代/3人3サイクル/特殊型・協力型より)
時は1920年代アメリカ。ニューヨークからそう遠くない場所にある地方都市アグロー。
この街を取り仕切るマフィア、ロマーノ一家の首領ジャンマルコが、ある夜亡霊に襲われた。
幸いにもジャンマルコは無傷であったが、次の日、彼は命令を下した。
―――儂を殺そうとした亡霊を退治せよ、と
亡霊は実在するのか。それとも齢七十近くもなお首領の座にしがみつく老人の妄想か。
恐れ知らずのロマーノ一家を亡霊の影が脅かす。
箱庭の天使たち(暗黒のヴィクトリア/4人1サイクル/特殊型)
目を覚ましたあなたが最初に聞いたのは耳を聾さんばかりの稲妻の音。
そして、その男の歓喜の叫びだった。
あなたが思い出せるのは自分の名前だけ。
同じく記憶を失った少女たちと引き合わされて、奇妙な〈館〉での生活がはじまった。
周囲をぐるりと取り囲む壁には門のひとつも切れ目もなく。
その〈館〉は閉ざされていた。
終末の島(狂騒の二〇年代/2人2サイクル/特殊型)【再録】
世界の終末を夢に見た。
漆黒の雲が空で渦巻き、閃く紫の稲妻が嵐の闇を引き裂く。
とどまることなく降り注ぐ雨は洪水となって押し寄せ、人家を飲み込んでいく。
燃え上がる街で逃げまどう人々。ある者は炎に捲かれ息絶え、ある者は雷に撃たれ塩の柱と化した。
しかし、終わる世界のなかで、あなたは――あなた達だけは――それとは無縁でいた。
暗い部屋の中、明かりとなるものは細い蝋燭のみ。
幾人かがあなたの傍らにいるが、その顔を見ることはかなわない。
ここは聖域、そして新世界への方舟。
揺らめく光のなかに女の白い顔が浮かび上がる。彼女はマダム・O。
「信じるのです。世界が終わってしまうことを。そして生き残った我々は、新しい、穢れなき世界へと足を踏み入れるのです……」
その言葉はまぎれもなく真実であると、あなたは信じた。
新刊のほか、既刊も持っていきますので、もし気になるものがあればお気軽にブースまでお越しください。
既刊 でたとこサーガリプレイ『虹の彼方へ』 500円
既刊 ドラクルージュリプレイ『燃ゆる灰』 800円
既刊 オリジナルシステム 『カムズ 秋のたそがれの国 アーリーバージョン』 800円